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液晶テレビ出荷台数、Q2は前期比1割増=TRI


ニュース 家電 作成日:2010年4月8日_記事番号:T00021984

液晶テレビ出荷台数、Q2は前期比1割増=TRI

 
 シンクタンクの拓ボク産業研究所(ボクはつちへんに僕のつくり、TRI)によると、今年第2四半期の世界の液晶テレビ出荷台数は前期比1割増の4,176万台となる見通しだ。労働節(メーデー)連休に中国で200万台の販売台数が見込めるほか、欧米を中心に発光ダイオード(LED)バックライト採用機種や3次元(3D)対応製品など、新製品の発売が相次ぐことで出荷台数も伸びる見通しだという。8日付工商時報が伝えた。

 TRIによると、第1四半期の出荷台数は、非需要期の影響で前期比23%減の3,802万台にとどまった。春節(旧正月)シーズンに400万台が見込まれた中国でも214万台と、予想を下回った。

 なお、台湾系メーカーの年間出荷台数は、冠捷科技(TPVテクノロジー)が1,800万台で引き続き世界首位を守り、瑞軒科技(アムトラン・テクノロジー)は650万台との予測だ。また、東芝やソニー、日立など日系ブランドが一部の自社工場を閉鎖し外部委託の比重を高めることで、▽仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)▽緯創資通(ウィストロン)▽鴻海精密工業――の3社は受託が増え、年間出荷台数600万台規模となるもようだ。台湾受託メーカーのシェアは世界全体の3割まで上昇する見通し。