ニュース 電子 作成日:2010年4月12日_記事番号:T00022043
EMS(電子機器受託生産サービス)世界最大手、鴻海精密工業が9日発表した3月売上高は、前月比49.2%増、前年同月比52.6%増の1,569億6,600万台湾元(約4,630億円)で、金融危機発生前のハイシーズン水準近くまで回復した。米国で4月3日に発売されたアップルのタブレット型パソコン「iPad(アイパッド)」関連の受託生産が業績を押し上げたとみられる。10日付経済日報が報じた。
鴻海の丁祈安広報担当は、3C(コンピュータ、通信、家電)製品の受注が全面的に増えており、特にコンシューマ向け電子製品の成長が最も顕著で、PC、通信製品がこれに続いたと説明した。
アップルは、iPadが8日までに45万台売れ、販売店の在庫が一掃されたため、受託生産メーカーに早急な出荷を求めるとしていることから、証券会社は4、5月も鴻海の増収は続くと予測した。iPadは通年で500万~1,000万台の出荷が見込まれると鴻海は予想している。
またモルガンスタンレー証券は、鴻海が5月にも上海で、世界3位の小売・卸売グループ、独メトロと合弁の3C製品販売店をオープンさせることについて、川下の販売情況を随時知ることができ、受注見通しの把握に有利と指摘した。
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