ノートパソコン受託生産大手、仁宝電脳工業（コンパル・エレクトロニクス）が９日発表した３月の出荷台数は425万台、第１四半期累計では1,250万台に上り、広達電脳（クアンタ・コンピュータ）の410万台、1,100万台を上回った。ただ売上高では、３月、第１四半期ともにクアンタがコンパルを上回った。10日付経済日報などが報じた。
コンパルは、第１四半期出荷好調の主因として景気好転を挙げ、上半期はコンシューマ向け機種が成長を牽引（けんいん）する一方、下半期はビジネス向け機種の買い替え商機が訪れると予測を示した。同社の３月連結売上高は前月比13％増、前年同月比75％増の777億5,300万台湾元（約2,300億円）だった。第１四半期は前年同期比97.4％増の2,200億2,800万元だった。
クアンタの３月連結売上高は、前月比24.7％増、前年同月比45.6％増の922億6,500万元で、昨年11月の932億元に次いで過去２番目に高かった。第１四半期は前年同期比57.9％増の2,463億9,200万元だった。
