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力晶、損失解消で38%減資【表】


ニュース 電子 作成日:2010年4月13日_記事番号:T00022080

力晶、損失解消で38%減資【表】

 
 DRAM大手の力晶半導体(PSC)は12日、累積損失の解消に向け、38%の減資を行うと発表した。同社の資本金は904億6,700万台湾元から560億8,900万元(約2,000億円)へと縮小する。同社は減資後に100億元超の増資を行い、製造プロセスの高度化に向けた設備投資財源を確保する計画だ。13日付経済日報が伝えた。
 
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 DRAM業界では、減資による財務体質改善の動きが相次いでおり、南亜科技が昨年4月に66%減資を実施している。このほか、茂徳科技(プロモス・テクノロジーズ)も50%減資を検討しているとされ、DRAM3社による減資規模は1,000億元に達する見通しだ。

 市場関係者は、減資は短期的には株価の下落要因となるが、その後の資金調達が設備投資につながり、長期的には経営にプラスになると指摘している。