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作成日:2010年4月14日_記事番号:T00022089
自然派化粧品の「LUSH」代理店、経営者が夜逃げ?
14日付蘋果日報によると、せっけんなど自然派化粧品チェーン、英「LUSH(ラッシュ)」の代理店である、亜州麗達の創業者、葉長禄氏が13日、経営難から従業員100人以上の3月分給与を支払わず、代わりに在庫のせっけんを残して行方をくらませた。
蘋果日報に投書した亜州麗達の従業員によると、15日に月給と奨励金で5万~6万台湾元(約15万~18万円)を受け取れるはずが、葉氏は13日「借金がかさみ、営業を一時停止する。在庫商品は従業員に譲渡する」との書面を残して姿を消したという。別の従業員によると、亜州麗達は2年前から財務危機に直面。先週9日から、環球購物中心(グローバルモール)、美麗華百楽園(ミラマー・エンターテイメント・パーク)、微風広場(ブリーズセンター)などショッピングモールや百貨店内の店舗をはじめ、全土28店舗が順次営業を停止しているという。
蘋果日報の記者が13日台北市の忠孝店に出向いたところ、午後6時から現金支払い限定の半額セール中だった。百貨店、京華城(リビング・モール)内の店舗は、既に商品の大部分が撤去されていた。
行政院労工委員会(労委会)労働条件処の黄維琛科長によると、労使間で合意している場合を除き、給与の現物支給は罰金6,000~6万元が課される。