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福建省泉州の台湾石化専区、認可下りず


ニュース 石油・化学 作成日:2010年4月14日_記事番号:T00022094

福建省泉州の台湾石化専区、認可下りず

 
 台湾の石油化学業界が中国福建省泉州市で計画しているコンビナート「台湾石化専区」に対し、中国の国務院発展改革委員会による認可が下りず、計画推進が危ぶまれる状況となっている。14日付工商時報が伝えた。

 同専区には、▽長春石油化学▽国喬石油化学(グランド・パシフィック・ペトロケミカル)▽和桐化学▽李長栄化学工業▽大連化学工業▽台湾石化合成▽聯華気体──の7社が参入を予定しており、既に投資意向書に調印した状況だった。合弁運営会社の「泉州石化開発」には台湾側が77%、中国側が23%を出資する予定で、プロジェクトへの投資額は2,000億台湾元(約5,900億円)が見込まれていた。

 関係者は「投資内容と中国側の計画には食い違いがあり、計画はいったん棚上げされた」と述べた。背景には石油化学事業の投資開放を渋る中国側の姿勢があるもようだ。