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中華汽車、福建省でベンツ商用車量産開始


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2010年4月14日_記事番号:T00022097

中華汽車、福建省でベンツ商用車量産開始

 
 中華汽車工業、独ダイムラー、中国の福建省汽車工業集団の合弁で設立された「福建戴姆勒汽車工業(福建ダイムラー)」は、「メルセデス・ベンツ」ブランドの高級商用車「ビアノ」「Vito」の量産を16日から開始する。今年は1万~1万1,000台の販売を見込む。14日付工商時報が伝えた。

 福建ダイムラーの資本金は1億6,000万ユーロ(約202億円)で、投資額は2億5,800万ユーロ。中華汽車は16.225%を出資し、当初は昨年7月の生産開始を目指していた。しかし、生産2車種の部品国産化率が中国側の求める40%に満たなかったことなどから量産化が遅れ、先月ようやく中国工業信息化部(工信部)による生産許可証を取得できた。生産能力は当初1シフト制で年4万台、将来的には2シフト制で年6万台を見込む。

 このほか中華汽車が中国で投資する東南汽車工業(福建省)が、今年第1四半期の販売台数が前年同期比2.23倍の3万3,699台に達するなど好調で、同社の中国投資事業は昨年第4四半期から黒字転換を果たしている。福建ダイムラーでの量産が始まれば、中華汽車の中国事業における新たな収益源となる見通しだ。