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国票金控、メットライフ台湾法人を買収へ


ニュース 金融 作成日:2010年4月14日_記事番号:T00022107

国票金控、メットライフ台湾法人を買収へ

 
 国票金融控股はこのほど、米メットライフ生命の台湾法人、大都会人寿保険を買収することで基本合意したもようだ。19日にも臨時董事会で買収を決議し、メットライフ生命側と売買契約を結ぶ。14日付経済日報が伝えた。

 買収額は国票金控董事会が当初示した1億1,500万米ドル程度に落ち着いたとされる。同社広報担当は「進行中の事柄であり、コメントを差し控える」と述べるにとどまった。

 国票金控はこれまで、台湾の金融持ち株会社15社で最小規模だったが、大都会人寿の買収で総資産は昨年末時点の1,856億台湾元から2,678億元(約7,908億円)へと増え、日盛金融控股を上回り14位に浮上する。国票金控は手形、証券、投資顧問のほか、新たに保険業を傘下に収めることになる。同社はさらに中小銀行の合併を狙っている。

 国票金控は傘下の国際票券からの昨年の利益貢献13億元に加え、台北金融中心大楼の売却で8億元に収入があり、合計で21億元の余裕資金がある。買収資金の大半は手持ち現金で賄われるとみられる。