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南亜科・イノテラのQ1業績、予想外の損失計上


ニュース 電子 作成日:2010年4月14日_記事番号:T00022110

南亜科・イノテラのQ1業績、予想外の損失計上

 
 DRAM大手、南亜科技、華亜科技(イノテラ・メモリーズ)は13日、第1四半期業績を発表し、南亜科は16億2,800万台湾元(約48億1,500万円)、イノテラは15億6,100万元の純損失を計上した。両社とも製造プロセス移行による生産能力低下、導入コスト増加の影響を受けた形で、市場予測を下回る結果となった。14日付経済日報などが報じた。

 イノテラの高啓全総経理は、第2四半期も50ナノメートル製造プロセスへの移行作業は続き、同要因による損失は第1四半期と同程度となるとの見方を示した。生産能力低下による影響は今期末にピーク達するとみられるが、今月から既に始まっている50ナノプロセスによる量産で今後生産量が拡大するため、ダメージは抑えられる見込みだ。なおプロセス移行は第4四半期にすべて完了する予定。

 また、南亜科の白培霖副総経理は、12インチウエハー工場の生産能力は現在3万6,000枚(ウエハー投入枚数)だが、第3四半期までに5万枚へ向上する見込みで、さらに2GB(ギガバイト)DDR3の比重が第2四半期中に5割を突破するとしていることから、下半期は爆発的な伸びが予想される。