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DRAM不足続く、PC大手で出荷に影響も


ニュース 電子 作成日:2010年4月14日_記事番号:T00022111

DRAM不足続く、PC大手で出荷に影響も

 
 大手DRAMメーカー、南亜科技の白培霖副総経理によると、DRAMの供給不足が続く中、顧客パソコンメーカーのDRAM在庫水準は1カ月を切っており、安全在庫の確保が難しい状況となっている。ある大手メーカーでは、既にPCの出荷に影響が出ているという。14日付電子時報が報じた。

 市場では最近、DRAMの深刻な供給不足と価格上昇により、PCメーカーがPC1台当たりのDRAM容量を減らすとの観測が出ていた。しかし白副総経理は、そうした現象は一部ローエンド機種のみで、大部分の顧客は消費者の購買意欲低下を恐れ、メモリー容量を減らすことは考えていないという。

 白副総経理は、従来PCは各家庭に1~2台だったのが、今後は1人が1~2台を所有する時代に入ると指摘。今年のPC市場成長率は20%となり、近年では珍しい盛況となると予測している。これによりDRAM産業全体の年生産額もピーク時の410億台湾元(約1,200億円)を回復する見込みだ。