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人民元不足、銀行が交換に制限


ニュース 金融 作成日:2010年4月19日_記事番号:T00022182

人民元不足、銀行が交換に制限

 
 台湾銀行によると、台湾では現在、人民元上昇観測の高まりから銀行で他の通貨から人民元への交換量がその逆を大きく上回っており、絶えずHSBC(香港上海匯豊銀行)やバンク・オブ・アメリカ経由で人民元を調達しているが、常に不足しているという。こうした中、多くの銀行では人民元への交換に制限を加え、一部では購入のみを行っている銀行も出ているもようだ。19日付中国時報が報じた。

 兆豊国際商業銀行は、人民元不足の傾向は特にこの1カ月で顕著となっていると指摘。さらに香港の銀行からの供給量も減少し、調達に使用される米ドルレートが下落していることにより、人民元調達コストも上昇を続け、台湾での人民元交換レートは世界的に見ても割高となっているという。

 中央銀行は、1人当たり1回の人民元交換上限を2万人民元(約27万円)としているが、兆豊銀では、窓口では1人当たり1回1万人民元に、インターネットバンキングでは同2,000人民元に制限している。