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機械メーカーで鋼板不足、中鋼に台湾優先を要請


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2010年4月19日_記事番号:T00022190

機械メーカーで鋼板不足、中鋼に台湾優先を要請

 
 台湾機械業界で鋼板が供給不足となっているにもかかわらず、中国鋼鉄(CSC)が依然輸出を続けている現状を受け、業界団体の台湾区機器工業同業公会(TAMI)は、▽域内メーカーへ優先供給すること▽価格引き上げの際、機械メーカーのコスト反映が可能な範囲を考慮すること▽安定供給を実現できない場合、機械メーカーによる海外調達の開放を認めること──の3点を中鋼に勧告するよう経済部に要請する方針だ。19日付工商時報が伝えた。

 同公会によると、中鋼からの鉄鋼供給が逼迫(ひっぱく)しているため、メーカーは海外調達も視野に入れている。ただ、中鋼がこれに同意せず、鉄鋼の供給不足で受注に対応しきれない状態が続いている。

 中鋼はこれについて、輸出は四半期産出量25万トンのうちの3万トン程度にすぎず、台湾メーカーに優先的に供給していると反論した。