先月３社合併で誕生した新・奇美電子（チーメイ・イノルックス）の３月液晶モニター向けパネル出荷枚数は、前月比41％増、１月比12％増の480万枚と大幅な成長を見せ、ＬＧエレクトロニクスの420万枚、サムスン電子の410万枚との差を広げた。友達光電（ＡＵＯ）は300万枚だった。21日付電子時報が報じた。
10インチ以上のノートパソコン用液晶パネル出荷は、ＬＧエレクトロニクスが510万枚で首位となった。低価格ノートＰＣ（ネットブック）向けの80万枚を加えると600万枚に迫り、２月の460万枚から驚異的な伸びを見せた。サムスンは計437万枚（10インチ以上ノートＰＣ用400万枚、ネットブック用37万枚）、ＡＵＯは392万枚（300万枚、92万枚）、新・奇美電は257万枚（180万枚、77万枚）だった。
液晶テレビ用パネル出荷は、サムスンが420万枚、ＬＧが360万枚、ＡＵＯが250万枚と、いずれも１月同水準となった。一方、新・奇美電は320万枚と、１月の270万枚を大きく上回り、合併以降の同カテゴリーへの強い意欲が数字となって表れた。
