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AUO傘下のレクスター、LED生産能力を4倍に


ニュース 電子 作成日:2010年4月21日_記事番号:T00022252

AUO傘下のレクスター、LED生産能力を4倍に

 
 友達光電(AUO)傘下の発光ダイオード(LED)メーカー、隆達電子(レクスター)は、LEDチップ生産用の有機金属気相エピタキシー(MOCVD)装置を年内に60~70台まで増やし、生産能力を現在の単月3万枚から13万枚へと4倍以上に拡大する。さらに、第2四半期中に着工する中国・蘇州工場では、来年第1四半期にMOCVD装置50台で量産を開始し、ノートパソコンや液晶テレビのバックライトおよび照明製品で見込まれる大量需要に応じていく方針だ。21日付経済日報が伝えた。

 AUOグループはLED生産で、川上のウエハーから川下のパッケージングおよび応用製品までの垂直統合モデルを推進しており、陳炫彬・レクスター董事長は20日開催した同社初の業績説明会で、LEDウエハー・チップ最大手の晶元光電(エピスター)やパッケージング最大手の億光電子工業(エバーライト・エレクトロニクス)を追い抜くとの抱負を表明した。

 台湾積体電路製造(TSMC)などファウンドリーによるLED業界進出について蘇峰正総経理は、「川下顧客を確保できてこそ高い競争力を保てる」と述べ、AUOのパネル製品が需要が支える強みを強調した。