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大日本印刷、フォトマスク新竹工場が稼働


ニュース 電子 作成日:2010年4月21日_記事番号:T00022253

大日本印刷、フォトマスク新竹工場が稼働

 
 大日本印刷(DNP)はあす22日、半導体フォトマスク(回路原板)を製造する台湾子会社、大日印光罩科技(DPTT)の新竹工場が稼働式典を迎える。供給先は、台湾積体電路製造(TSMC)、聯華電子(UMC)、力晶半導体(PSC)、旺宏電子(マクロニクス・インターナショナル)、茂徳科技(プロモス・テクノロジーズ)などとみられ、将来的には東南アジア各国や日本国内の半導体メーカーにもビジネスを拡大していく予定だ。21日付経済日報などが報じた。

 同工場は新竹科学工業園区(竹科)に位置し、40ナノメートルと65ナノ製造プロセス対応のフォトマスク生産ラインを擁する。初期投資額は約250億円で、初年度売上高は約50億円を見込む。大日本印刷は日本に4カ所のフォトマスク生産拠点を構えるが、海外では03年に設立したイタリア工場に続き、新竹工場が2カ所目の拠点となる。

 同社新竹工場の量産開始により、台湾光罩(タイワンマスク)や翔準先進光罩(PSMC)のシェアに打撃を与え、台湾ハイエンド市場の業界地図が書き換えられることになりそうだ。