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中国人留学生受け入れ問題、立法院で乱闘


ニュース 社会 作成日:2010年4月22日_記事番号:T00022264

中国人留学生受け入れ問題、立法院で乱闘

 
 立法院教育文化委員会で21日、中国人留学生の受け入れに関する法案審議が行われた際、議事進行を急ぐ与党・国民党に抵抗する野党・民進党の立法委員らが委員長を務める趙麗雲立法委員(国民党)の口を手で強引に塞ぎ、発言を封じるなどしたことから、与野党入り乱れての乱闘となった。22日付聯合報などが伝えた。
 
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口を塞がれ議事進行を妨害される趙立法委員。各大学からは「中国人学生を民主に感化できる」など、受け入れに積極的な意見が上がっている(21日=中央社)
 
 中国人留学生の受け入れ問題は、台湾の私立大学の定員割れ問題を解決するため、本科生としての入学を認めるべきと主張する与党・国民党に対し、民進党が「親中路線だ」などとして激しく抵抗しているもので、同日の審議も各大学の校長らの面前で流血騒ぎに発展した。

 この騒ぎで趙麗雲立法委員は目まいを起こして倒れ、病院で手当てを受けたほか、10人以上がけがをした。

 馬英九総統は同日、「民進党が暴力で議事を妨害した」と強く批判。これに対し、民進党の蔡英文主席は「国民党がなぜ急に議事日程を変更し、強行採決を図ったのか分からない」などと反論した。与野党は同日夜に与野党で対応を協議したが、物別れに終わったため、23日に改めて協議を行うことになった。