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台湾の10年成長率6.5%、IMFが上方修正【図】


ニュース その他分野 作成日:2010年4月22日_記事番号:T00022269

台湾の10年成長率6.5%、IMFが上方修正【図】

 
 国際通貨基金(IMF)は21日、最新の世界経済見通しを発表、台湾の域内総生産(GDP)成長率予測値を従来の3.7%から2.8ポイント上方修正して6.5%とした。これは、韓国(4.5%)や香港(5.0%)、シンガポール(5.7%)よりも高い数値だ。また、台湾の来年の成長率予測値は4.8%とした。22日付蘋果日報が報じた。
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 シティバンクの鄭貞茂・首席エコノミストは、IMFの予測値について「確実に達成可能」と述べつつ、アジア各国の輸出の力強い回復を要因に挙げた。一方で、高成長率は比較対象の昨年の数値が低いためであり、海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)の効果を過度に評価すべきではないと指摘した。

 IMFは、今年の世界全体の成長率も、アジアの力強い回復をとして従来の3.9%から4.2%へ0.3ポイント上方修正した。新興国では中国は10%成長(従来予測に変更なし)、インドは8.7%(1ポイント上方修正)の成長予測だ。

 IMFは一方で、世界経済は安定的に回復しているものの、米国など先進国の落ち込みは深刻で、今後2年間、失業率は高い水準を維持すると警告した。