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高鉄沿線の地盤沈下、指摘相次ぐ


ニュース 運輸 作成日:2010年4月22日_記事番号:T00022272

高鉄沿線の地盤沈下、指摘相次ぐ


 台湾高速鉄路(高鉄)沿線で地盤沈下の実態を調べている成功大学の調査チームはこのほど、彰化県渓州郷、雲林駅建設予定地、雲林県の県道158号との交差地点でも地盤沈下を示すデータが存在するとして、安全面のチェックを呼び掛けた。22日付聯合報が伝えた。

 高鉄沿線で地盤沈下で見つかったのは、雲林県の78号快速道路との交差部分に続き、計4カ所となった。渓州郷では周辺の農地で地下水をかんがい用に違法にくみ上げていた。

 調査チームが入手した資料によれば、地盤沈下は渓州郷で15センチ、雲林駅建設予定地で46センチ、県道158号との交差地点で55センチだった。このうち、渓州郷の数値は他の調査地点より3年遅い4年前からの計測値で、実際には沈下幅がさらに大きいと推測されるという。

 調査チーム関係者は「高鉄沿線の地盤沈下がどれだけ深刻か、危険な状況に達しているのかについて、経済部水利署や専門家の資料は不完全だ。関係機関はこうした状況を座視すべきではない」と批判した。