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欧州ブランド品、ユーロ安も値上げ相次ぐ


ニュース 商業・サービス 作成日:2010年4月22日_記事番号:T00022273

欧州ブランド品、ユーロ安も値上げ相次ぐ

 
 このところのユーロ下落基調に伴い、欧州有名ブランド商品の値下がりが期待されているが、実際には逆に、原料価格の上昇がユーロ安を上回ることから、一部を除き販売価格の引き上げが相次いで実施、検討されている。なお、ユーロの21日対台湾元レートは1ユーロ=42.01台湾元と、昨年11月の同48.79元から13.9%の下落となった。22日付経済日報が伝えた。

 ブルガリは今月1日から、30万元以上の宝飾品や腕時計を中心に値上げを行った。価格を据え置いた過去1年間で、輸送費や原料コストが上がったことが理由だ。バッグや財布など皮革製品で知られるイタリアのボッテガ・ヴェネタも、同様の理由から部分的な値上げを検討している。

 またスイスの高級時計ブランド、ラドーとショパールも来月からの値上げを表明した。ラドーの上げ幅は2.5%前後。このほかエルメスも、短期的なレートの変化がすぐに商品価格に反映するわけではないとコメントしている。

 一方、ルイ・ヴィトンは、今後仕入れる商品については対ユーロレートに応じた価格調整を行うとの方針を示した。