裕隆企業集団傘下、裕隆日産汽車と中華汽車工業は、４月23日～５月２日に北京で開催される自動車展示会、「第11回北京国際汽車展覧会（オート・チャイナ2010）」で、日産自動車の電気自動車（ＥＶ）「リーフ」などさまざまな新車種を発表する予定だ。22日付工商時報が報じた。
裕隆日産は、中国の東風汽車集団との合弁会社、東風日産乗用車が、今年量産予定の小型車「マーチ（中国名、馬馳）」と来年中国で導入予定の「リーフ」を発表する。東風日産は第１四半期販売台数が前年同期比69.7％増の16万2,634台で、03年の設立以来最高を記録。年間目標60万台を達成できる可能性も出ている。
中華汽車は、中国の福建省汽車工業集団、三菱自動車との合弁、東南汽車工業が「東南」と「三菱」の２ブランドで出展するほか、工場の第３期拡張工事を開始し、2012年に生産能力を30万台まで倍増させる計画も発表する。中華汽車と独ダイムラー、福建省汽車工業集団の合弁、福建戴姆勒汽車工業（福建ダイムラー）は、「ビトー」「ビアノ」を発表する。
