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PVIのQ1利益、前期比倍増


ニュース 電子 作成日:2010年4月22日_記事番号:T00022283

PVIのQ1利益、前期比倍増

 
 電子ペーパーメーカー、元太科技工業(PVI)が21日発表した第1四半期業績によると、同期の連結純利益は前期比倍増となる7億400万台湾元(約21億円)に上り、粗利益率も28.9%と前期13.5%の2倍以上に高まった。連結売上高は前期比1.1%増の50億1,200万元で、業績をけん引した電子ペーパーが同社の売上高全体に占める割合は60%と、昨年の50%から拡大している。22日付工商時報が伝えた。

 PVIは粗利益率の大幅上昇について、昨年買収した、製品粗利益率の高い米電子ペーパー材料メーカー、イーインクが今年から連結対象に加わったことが主な要因と説明した。

 なお同社は今年、製品ごとの売上高比率の調整により収益力を高める方針で、▽電子ペーパー、60~70%(昨年50%)▽ニッチ型製品、20~30%(同15%)▽コンシューマー向け製品、10%以下(同35%)──を見込んでいる。

 第2四半期は電子ブック市場の需要成長が見込まれ、これに伴い同社の売上高も成長する見通しだ。また、電子ブックリーダーは、中国市場の成長が北米市場を上回っているとの見方で、中国のコンテンツ業者と協力して市場開拓に取り組む。