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作成日：2010年4月22日_記事番号：T00022285
ＴＳＭＣの車載用メモリー、ウエハー出荷量60万枚に
台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）は21日、車載用電子部品の信頼性を認定するAEC－Q100規格の「グレード１」を満たす0.25マイクロメートル製造プロセスによるエンベデッド・フラッシュメモリーを組み込んだ８インチウエハーの出荷量が累計で60万枚に達したと発表した。
AEC－Q100規格は、大手自動車メーカーと米国の大手電子部品メーカーが組織する自動車用電子部品評議会（ＡＥＣ）が車載用電子部品の信頼性の指標として定めたもので、「グレード１」の認定を受けるには、約１万回に達するデータの書き込みと消去が可能で、摂氏マイナス40度の低温から125度の高温まで、過酷な環境でも正常に動作することが求められる。
ＴＳＭＣによると、昨年時点で一部顧客の製品の走行中における故障発生確率は1,000万分の1にまで低下し、エンベデッド・フラッシュメモリー分野でも特に優れた性能を確保しているという。
