ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

iPad用パネル、台湾メーカーは供給できず


ニュース 電子 作成日:2010年4月22日_記事番号:T00022286

iPad用パネル、台湾メーカーは供給できず

 
 22日付電子時報によると、4月3日に米国で発売され、大きな話題となっているアップルの新型携帯情報端末「iPad」に搭載される9.7インチ型液晶パネルは、IPS方式を採用する韓国LGディスプレイ(LGD)が供給しているとされるほか、今後4月中にもサムスン電子やセイコーエプソンがサプライヤーに加わるとの観測が出ている。一方、友達光電(AUO)や新・奇美電子(チーメイ・イノルックス)など台湾系大手パネルメーカーは、主にVA方式やMVA方式を採用しているため、短期的にサプライチェーン入りする可能性は低いと業界関係者はみている。

 その一方で、電子ペーパー世界最大手の元太科技工業(PVI)は、より広い視野角が実現可能なFFS方式の技術を強化する韓ハイディスを傘下に抱えるため、iPadにパネルを供給する可能性が比較的高いとの見方が出ている。

 ただ、PVIの電子ペーパー供給先となる電子ブックリーダーはiPadと激しい市場争いを繰り広げており、この点でPVIのiPadへのパネル供給が実現するかどうかは観察が必要だ。
T000222861

劉思誠・PVI董事長は21日、「iPadが話題になることで電子ペーパー市場の成長につながる」と発言した(21日=中央社)