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輸入禁止の松阪牛を密輸、不正通関の疑い


ニュース 社会 作成日:2010年4月23日_記事番号:T00022289

輸入禁止の松阪牛を密輸、不正通関の疑い

 
 台北市の業者が税関職員と共謀し、日本産の高級牛肉「松阪牛」を3年間で約5トン密輸し、4,500万台湾元(約1億3,400万円)の利益を上げたとして、桃園地検は22日までに、台北市の冷凍肉輸入業者「森之郷」の責任者、張世群容疑者(52)、税関幹部の唐隆生容疑者を逮捕した。

 松阪牛を含む日本産牛肉は、2001年に日本国内で牛海綿状脳症(BSE)が発生して以降、台湾への輸入が禁止されている。

 調べによると、張容疑者は毎週2~6人の従業員を日帰りで日本に渡航させ、スーツケースに隠して輸入する手口で、松阪牛を密輸した疑い。また、唐容疑者は運搬役の従業員が通関検査を受けずに松阪牛を持ち込めるように便宜を図った疑いが持たれている。

 張容疑者は、持ち込んだ松阪牛を1キログラム当たり9,000元で、台湾北部の高級ステーキ店や鉄板焼き店に売りさばいていた。