ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

「両印」市場開拓プラン、閣議決定


ニュース その他分野 作成日:2010年4月23日_記事番号:T00022290

「両印」市場開拓プラン、閣議決定

 
 行政院は22日、中国市場への過度の依存を避けるため、インド、インドネシアの「両印」市場を開拓することを主眼とする「優質平価新興市場推動方案」(高品質安価製品による新興市場開拓プラン)を閣議決定した。23日付工商時報が伝えた。

 同方案は今年から3年間に54億7,900万台湾元(約163億円)の予算を編成し、インド、インドネシアを中心とする新興市場の開拓を進めるため、企業の研究開発(R&D)やブランド確立を支援する内容。2012年までに世界的な競争力を見込める高品質・安価の台湾製品40品目を選び、国際的に知られる5つのブランドを育成することで、新興市場向けの輸出を30%伸ばすのが狙いだ。

 呉敦義行政院長は「(中台間の)海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)に対する懸念を軽減するためにも、中国市場以外にインド、インドネシア市場の開拓に努力する必要がある」と強調した。このうち、台湾とインドの貿易総額は4,000万米ドルにすぎず、市場開拓の余地は大きい。