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地下送金、昨年の検挙総額780億元


ニュース 金融 作成日:2007年8月22日_記事番号:T00002231

地下送金、昨年の検挙総額780億元

 
 法務部の統計によると、昨年地下送金にかかわり銀行法違反で検挙された者は100人、総額780億台湾元(約2,700億円)に上った。犯罪組織による送金を加えると実態はさらに深刻なもようだ。

 行政院金融監督管理委員会(金管会)によると、地下送金を利用するのは主にベトナム、フィリピン、インドネシアなどからの外国人労働者で、合法ルートでの送金は費用と時間がかかり過ぎるというのがその理由のようだ。地下送金業を行っているのは主に貴金属業者で、地下送金銀行も複数存在するという。

 法務部の資料では、2005年の検挙総額は67億元で、1年で10倍以上に膨れ上がったことになる。金管会は、政府が取り締まりを強化した結果だとし、外貨の管理が厳しかった時代に比べれば、現在は一人500米ドルの送金が許されており、地下送金はかなり減っているとしている。22日付経済日報が報じた。