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ASUS、来年1兆元企業へ


ニュース 電子 作成日:2010年4月23日_記事番号:T00022314

ASUS、来年1兆元企業へ


 華碩電脳(ASUS)の沈振来執行長(CEO)は22日の株主総会で、来年は月間売上高をさらに100億~200億台湾元程度成長させるとの目標を示した。この目標が実現すれば、同社の通年売上高は4,000億元、系列の和碩聯合科技(ペガトロン)の6,000億元と合わせ、グループ全体で鴻海集団と台塑集団(台湾プラスチックグループ)に次ぐ1兆元(約3兆円)企業になると証券会社は予測している。23日付工商時報が伝えた。
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 同社は主要事業のノートパソコンとマザーボードでシェア拡大に取り組んでいる。ノートPCは来年、世界3位を目指す。今年第1四半期、低価格ノートPC(ネットブック)の出荷台数でサムスン電子に抜かれ3位に転落したとの調査結果が出たが、沈執行長はプロセッサの出荷量から推計すると、同社は依然2位だと説明した。また、マザーボードは2014年までに世界シェアを5割に引き上げる計画だ。

 なお、ペガトロンは今年6月に正式にASUSから経営分離(スピンオフ)される。ペガトロンでは、ASUSのブランド事業と受託生産の線引きが不明瞭と指摘されてきた問題が解消されることによって、来年から受注が回復すると予測している。