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母の日プレゼント、現金・商品券派が4割


ニュース 社会 作成日:2010年4月26日_記事番号:T00022317

母の日プレゼント、現金・商品券派が4割

 
 今年の母の日は5月9日。遠東グループのポイントカード「HAPPY GOカード」の会員向けサイト「GO SURVEY市調網」の調査によると、今年のプレゼント平均予算は4,000~6,000台湾元と、去年よりも1,000~2,000元アップしていることが分かった。景気回復は親孝行にも影響しているようだ。

 調査によると、母の日のプレゼントで多かったのは「現金や商品券」で、4割を占めた。ちょっと味気ない気もするが、贈る方としてはあれこれ選ぶ手間が省けるというメリットがある。受け取る方としても気に入らない物をもらうよりよっぽどうれしいはず。これぞまさしく、最も実用的なプレゼントといえるかもしれない。現金・商品券派は35歳以上に多く、年齢が高くなるほどこの傾向が強かった。

 その他のプレゼントでは、サプリメント(健康補助食品)と宝飾類の人気が高い。サプリの中では、錠剤タイプよりもドリンクタイプのものが人気だ。ドリンクタイプは、錠剤タイプに比べて高濃度のものが多く、吸収率も倍近い。さらに、「薬を飲む」というイメージが薄く、ジュースなどを飲む感覚で摂取できることなどが、人気の原因のようだ。

 統一集団傘下のドラッグストアチェーン、康是美(コスメッド)によると、同社が4月7~20日に実施した母の日ギフト商品の予約キャンペーンで、人気上位3位はすべてドリンクタイプのサプリ。同社のヒット商品、美容ドリンクの「亮顔多苺飲」は、販売量が1日当たり4,000本にも達しているという。

 ドリンクサプリは、親へのプレゼントとして子どもが購入するだけではなく、自分自身で購入してゆく母親も多いといい、今年第1四半期におけるサプリの販売成長率は、ドリンクタイプが5割と、錠剤タイプの2割をはるかに上回っているそうだ。

 一方、今年は宝飾類の人気も高く、プレゼント用宝飾類の1人当たり平均購入額は去年より65%も伸びて4万元に。購入者数も同程度増えているという。景気回復で親孝行予算がアップすることは結構だが、やはり金額よりも気持ちが大切だろう。