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高速道の山崩れ、アンカーに設計ミスか


ニュース 社会 作成日:2010年4月27日_記事番号:T00022347

高速道の山崩れ、アンカーに設計ミスか

 
 基隆市のフォルモサ高速公路(国道3号)で25日に起きた大規模な山崩れの原因をめぐり、土砂崩れを防ぐために岩盤に打ち込むアンカーの設計に問題があったのではないかとの指摘が浮上している。27日付中国時報が伝えた。

 交通部台湾区国道新建工程局(国工局)が現場付近の施工当時の設計図を調べた結果、現場斜面には35メートルの深さまで岩盤にアンカーが打ち込まれていたことが判明した。国工局関係者は「地質状況は以前と変わっておらず、土砂崩れの規模が設計上の想定を超えたのが原因ではないか」と指摘した。このため、当初のアンカーの設計が不十分だったとの見方が浮上した。

 一方、経済部中央地質調査所の林朝宗所長は「張力不足か老朽化でアンカーが破壊され、山崩れが起きた可能性がある」と指摘した。専門家の中には、アンカーが山崩れ発生直前の段階で緩んでいた疑いを指摘する声もある。