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高速道山崩れ、現場付近の12カ所に危険


ニュース 社会 作成日:2010年4月27日_記事番号:T00022349

高速道山崩れ、現場付近の12カ所に危険

 
 基隆市のフォルモサ高速公路(国道3号)で25日に起きた大規模な山崩れに関連し、経済部中央地質調査所による調査で、同高速道の基金IC~汐止JCT間で土砂崩れの危険性がある場所が12カ所もあることが判明した。27日付中国時報が伝えた。
 
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山崩れの現場では依然、昼夜を分かたず行方不明者の捜索および復旧作業が続けられているが、26日夜までに撤去された土砂は全体の20万立方メートルの20分の1にすぎない(26日=中央社)

 また、交通部台湾区国道新建工程局(国工局)は、同じ区間の設計図に基づけば、土砂崩れが起きやすい流れ盤斜面を切り開く工法が用いられたが9カ所あり、法(のり)面の補強などで十分な強度が保たれているかどうか、今後の検証が求められそうだ。

 交通部台湾区国道高速公路局(高公局)は26日、台湾全土でのり面がある区間の緊急点検を行い、異常は発見されなかった。しかし、毛治国交通部長は「目視で異常がなくても、地質が弱い場所の重点パトロールを行うことが必要だ」とし、監視強化を求めた。

 毛交通部長は「国道(高速道路)には流れ盤斜面が20カ所以上あるとされるが、高公局や国工局によるリストアップ作業は完了していない」と説明した。