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大高雄地区の第2段階給水制限、実施を延期


ニュース その他分野 作成日:2010年4月27日_記事番号:T00022353

大高雄地区の第2段階給水制限、実施を延期

 
 3月から夜間の減圧給水が実施されている大高雄地区(高雄県市周辺エリア)で、来月3日から予定されていた工業用水の給水5%制限などを含む第2段階の給水制限は、最近の降雨を受けて実施が延期されることになった。水道公社の台湾自来水公司は、経済部水利署と来月3日に再度協議した上で、実施する場合は、早くても10日からになると示唆した。実施された場合、影響は同地区内の工業園区、輸出加工園区や中国鋼鉄(CSC)など鉄鋼関連企業に及ぶ。27日付工商時報が伝えた。

 自来水公司によると、大高雄地区が水源としている澄清湖(高雄県)は250万トン、鳳山ダム(高雄市)は350万トンの貯水量を維持し、現時点で正常な給水を維持することが可能だ。また、最近の降雨で高屏渓や東港渓など南部の各河川の水位も上がり、水不足は一時的に改善している。

 大高雄地区の1日当たりの給水量は155万トンで、うち30万トンが工業用水として利用されている。第2段階の給水制限では給水量が5%カットされ、またプールや洗車、噴水、スプリンクラー用向けの給水が停止される。