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中国の銀聯カード、台湾で現金引き出し可能に


ニュース 金融 作成日:2010年5月5日_記事番号:T00022531

中国の銀聯カード、台湾で現金引き出し可能に

 
 行政院金融監督管理委員会(金管会)は4日、中国のオンライン決済システム「銀聯(チャイナ・ユニオンペイ)の加盟銀行が発行するキャッシュ・デビットカード「銀聯カード」を使い、台湾の主要金融機関の現金自動預払機(ATM)で現金の引き出しや残高照会を行うことを解禁すると発表した。今週中にも開始予定で、引き出し上限額は1日当たり1万人民元(約14万円)、1回当たり2万台湾元(約6万円)となる。5日付中国時報が伝えた。

 台湾では昨年7月に銀聯カードの買い物での使用が解禁され、これまでに台湾での消費額は約35億元に達した。昨年台湾を訪れた中国人旅行者は97万人に達し、買い物時の決済方法はカード使用が90%を占めた。金管会は中国人旅行者の便宜を図るため、ATMでも銀聯カードを使用できるようにした。

 予測によると、銀聯カードによる預金引き出し件数は年間7万1,800~14万3,000件が見込まれる。引き出しには1米ドル、残高照会には0.18米ドルの手数料がかかる。