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4月CPI、前年比1.34%上昇【図】


ニュース その他分野 作成日:2010年5月6日_記事番号:T00022561

4月CPI、前年比1.34%上昇【図】

 
 行政院主計処の5日発表によると、4月の消費者物価指数(CPI)は、前月比0.84%上昇(季節要因調整後は0.16%上昇)の105.13ポイント(2006年を基準値=100とする)で、年上昇率は1.34%と、3月の1.27%上昇に引き続き小幅上昇となった。1~4月平均では前年比1.30%上昇だった。なお、米ドルベースの輸入物価は、金属や石油など原料の国際価格上昇で前年比20.53%上昇、上昇幅は過去20カ月で最大となった。主計処は、輸入物価の消費者物価への影響が現れるのは約半年後で、現在、特に輸入インフレの懸念はないとの見方だ。6日付工商時報が伝えた。
 
T000225611

 
 なお、4月の卸売物価指数(WPI)は108.54ポイントで前月比1.47%上昇、前年比では輸入物価上昇を受け過去20カ月で最大の9.09%上昇となった。

 主計処は「原料価格の上昇は企業のコスト増につながるが、販売価格は消費者の需要を見ながらとなるため、CPIへの影響は限定的だ」と指摘した。また4月のCPI年上昇幅1.34%について、欧米やアジアの他国と比べ、台湾の物価は安定していると強調した。

 また主計処は、通年のCPI上昇率は1.27%と安定、WPIは原料価格上昇を受け4.78%上昇と予測している。