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飲料大手の黒松、経営権争い激化


ニュース 食品 作成日:2010年5月6日_記事番号:T00022566

飲料大手の黒松、経営権争い激化

 
 飲料大手の黒松では、6月15日に開かれる定時株主総会を控え、経営権争いが表面化している。経営権争いは、現在の張道宏董事長を中心とする体制に対し、3年前に解任された張道榕前総経理が復活の機を狙う、張氏一族の「お家騒動」となっている。6日付経済日報が伝えた。

 5日には社外の人物が株主総会の委任状取りまとめを代行する特定企業に株主総会の記念品を一括配送していたことが明らかになり、張道榕前総経理派が発送前に倉庫に乗り込んでそれを阻止する事態が起きた。張道榕前総経理派は、対抗するグループは記念品発送を委任状集めの手段として利用していた疑いがあるとみている。

 一方、張道榕前総経理の妻で同社監事の葉淑玲氏はこのほど、「臨時株主総会を開く」との新聞広告を掲載した。しかし、同社は「葉淑玲氏が示した臨時株主総会の開催日は、6月15日の定時株主総会の12日前に当たり、臨時株主総会を開く必要はない」と否定した。