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ポリエチレン3社が在庫抑制、米エチレン価格急落で


ニュース 石油・化学 作成日:2010年5月6日_記事番号:T00022567

ポリエチレン3社が在庫抑制、米エチレン価格急落で

 
 最近米国市場でエチレン価格が約50%急落し、アジア価格が米国価格に比べ1トン当たり約500米ドル割高となっており、米国からアジア市場にエチレンが流入すれば、6月にもアジアのエチレンおよび川下製品で大幅な価格の下落が起きると予測されている。この状況を受けて台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)、台湾聚合化学品(USI)、亜洲聚合(アジア・ポリマー)のポリエチレン(PE)大手メーカー3社は、製品在庫水準を従来の20~30日から15日まで引き下げている。6日付経済日報が報じた。

 米国でのエチレン価格急落について亜洲聚合主管は、6月に予定していた値上げ計画は見直す可能性が高いが、現在は市場の変化に対する観測を続けていると語った。

 またUSI主管は、業界で下半期の景気見通しについて、タイ、中国、インドなどアジアで新たなPE生産ラインの稼働が相次ぐこともあり、慎重な見方が広がっていると語った。