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作成日：2010年5月6日_記事番号：T00022575
サファイア基板、Ｑ３も15％値上げか
６日付工商時報によると、発光ダイオード（ＬＥＤ）エピタキシャルウエハーメーカーで新たな生産ライン稼働が相次いでいることから、サファイア基板の供給ひっ迫が続いており、同基板メーカーは第２四半期の２割値上げに続き、第３四半期も約15％の引き上げを検討している。
サファイア基板は第２四半期、１割の生産能力不足となっているが、第３四半期はさらにひっ迫、第４四半期も供給不足傾向が続く見通しだ。さらに、川上原料のサファイアインゴットも第１四半期から倍近くに値上がりしており、コスト上昇分も基板価格に反映させたい考えだ。
証券会社はサファイア基板価格が第３四半期も上昇すれば、ＬＥＤエピウエハーメーカーの粗利益に１～２％程度の影響があるとみている。これに対し友達光電（ＡＵＯ）傘下の隆達電子（レクスター）は、晶元光電（エピスター）やサファイア基板メーカーとの長期契約や、良品率改善などで対応するとしている。またエピスターはサファイア基板メーカーに出資して原料確保を図る考えも示している。
