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今後3年間の投資環境、楽観が6割切る=JPモルガン


ニュース その他分野 作成日:2010年5月7日_記事番号:T00022581

今後3年間の投資環境、楽観が6割切る=JPモルガン

 
 JPモルガン証券による、台湾投資家の信頼感指数調査によると、4月の指数は125.6ポイントと、1月の前回調査から4.2ポイント下落したものの、金融危機以降の最高水準を維持した。ただ、今後3年間の「台湾の投資市場全体の環境と雰囲気」を楽観する投資家の比率は4.3ポイント下落し58.8%となり、2008年以降で初めて60%を下回った。7日付工商時報が伝えた。

 4月の信頼感指数を構成する6つの指数のうち、「台湾の全体的な政治環境と両岸(中台)関係」が4.5ポイント上昇したほかは、すべて下落した。特に「世界経済の景気」は8.9ポイント下落と、下落幅が最大となった。続いて「台湾株式市場指数」も7.4ポイント下落した。

 今後3年間の「台湾の投資市場全体の環境と雰囲気」に対する信頼感低下についてJPモルガン証券は、台湾の投資家は海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)締結による台湾市場の投資価値上昇を期待しているが、効果が表れるにはしばらく時間がかかると見ている、と分析した。