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台プラ、太陽電池事業への投資拡大


ニュース その他製造 作成日:2010年5月7日_記事番号:T00022592

台プラ、太陽電池事業への投資拡大

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)は、太陽電池産業の川上に相当する多結晶シリコン、シランの生産に参入するため、300億台湾元(約857億円)を超える投資を計画している。7日付経済日報が伝えた。

 同集団は太陽電池関連の投資計画を第6ナフサ分解プラント(通称六軽)第5期から切り離し、単独計画として推進することを決めた。環境影響評価によるプロジェクト進行への影響を回避するのが狙いで、2012年の生産開始を見込んでいる。

 市場の観測によれば、グループ傘下の台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)が設置する多結晶シリコン工場は生産ラインが2本で、2期に分けて建設される。シーメンスの製造技術を導入する予定で、投資金額は200億元。このほか、シラン工場に100億元が投じられる見通しだ。多結晶シリコンの生産量は、福聚太陽能の年1万3,000トンを上回り、台湾で最大規模となる可能性が高い。