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アジアセメントの中国生産能力、年600万トン増強へ【表】


ニュース その他製造 作成日:2010年5月7日_記事番号:T00022593

アジアセメントの中国生産能力、年600万トン増強へ【表】

 
 遠東集団(ファーイースタン・グループ)傘下の亜洲水泥(アジアセメント)は6日、今後41億1,000万台湾元(約117億円)をかけ、中国で年600万トンに当たる生産能力の増強を図ると発表した。同社は今年、中国で10本の新たな生産ラインが竣工予定で、今回発表された計画中の投資項目を合わせると、中台合計の年産能力は3,400万トン以上となる。7日付経済日報が伝えた。
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 同社は傘下の中国持ち株会社を通じて、武漢鑫凌雲水泥の株式7割(投資金額10億9,400万元)を取得して買収することで、6月30日に協定を締結した。これにより200万トンの年産能力が追加されるとみられる。

 また、江西省などと合弁で設立した江西亜東水泥では22億5,700万元をかけ、年産能力200万トンのセメント炉2基を増設する。

 同社によると、中国での生産能力を自社建設のみで増強してきたが、今後はこれと並行して買収方式も採用する方針だ。

 さらに同社は、山東省の山水水泥集団の株式1.605%を7億6,100万元で取得した。華北および華東市場進出への足掛かりとする考えだ。