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PVCとPE、台プラがアーリーハーベストに要求


ニュース 石油・化学 作成日:2010年5月7日_記事番号:T00022594

PVCとPE、台プラがアーリーハーベストに要求

 
 中台間での海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)交渉で、中国側がポリエチレン(PE)、ポリ塩化ビニル(PVC)などの石油化学製品をアーリーハーベスト(関税の早期引き下げ)の対象に含めることに難色を示している問題で、台塑集団(台湾プラスチックグループ)は、PEやPVCが対象品目に含まれるよう重ねて政府に求めている。7日付工商時報が伝えた。

 台プラはライバルの東南アジアとの間で関税格差が存在するほか、中東、東南アジアでの石化製品増産で価格圧力が強まるとして、ECFAによるアーリーハーベスト対象品目にPEやPVCが含まれることに強い期待感を示した。

 中国は台湾産PVC、PEに6.5%の関税を課している。PEの場合、中国は東南アジアからの輸入に5%の優遇税率(シンガポールは0%)を適用しており、台湾とは1.5~6.5ポイントの関税格差が存在する。