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LEDの奇力光電、啓耀光電の封止・検査ラインを買収


ニュース 電子 作成日:2010年5月10日_記事番号:T00022635

LEDの奇力光電、啓耀光電の封止・検査ラインを買収

 
 鴻海科技集団(フォックスコン)傘下の新・奇美電子(チーメイ・イノルックス)と奇美実業が62%を出資する発光ダイオード(LED)チップメーカー、奇力光電科技(チーメイ・ライティング・テクノロジー)は7日、11億~12億台湾元(約32億~36億円)を投じ、同じく奇美電と奇美実業が43%を出資する啓耀光電が保有するパッケージング・テスティング(封止・検査)設備を買収すると発表したした。奇美電は今後、奇力と啓耀、さらに鴻海傘下のLED封止業者、先進開発光電(アドバンスド・オプトエレクトロニック・テクノロジー)を統合し、LEDバックライトの自社調達率を高める考えとの観測が出ている。8日付経済日報が伝えた。

 奇力が買収するのは2009年10月に完工した後も稼働が見送られていた第3工場の土地および設備で、冷陰極蛍光ランプ(CCFL)やLEDの封止・検査設備を一部搬入している。今回の買収は6月末までに手続きを完了する予定だ。

 LEDチップは封止・検査の処理能力不足が深刻化し、LEDをバックライトに採用した液晶テレビ向けパネルの出荷に悪影響を与える恐れも出ている。