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作成日:2010年5月11日_記事番号:T00022661
MSIのタブレットPC、「ウインテル」搭載へ
11日付電子時報によると、微星科技(MSI)は、現在発売に向け準備を進めているタブレット型パソコンについて、正式名称を「MSI Slate」に確定したもようだ。また、同製品はOS(基本ソフト)に「Windows7(ウインドウズセブン)」、中央処理装置(CPU)にインテルのAtom Zシリーズのいわゆる「Wintel(ウインテル、WindowsOSとインテルCPUの組み合わせ)」搭載で、初期機種には10インチ型ディスプレイを搭載、第3世代(3G)およびWi-Fiモジュールを内蔵、価格は500米ドル以下となる見通しだ。
米アップルの「iPad」が好調な売れ行きを見せる中、これまで模様眺めを続けていたノートPCメーカーが積極姿勢に転じており、第3四半期にも同様の製品発売が相次ぐ見通しだ。
当初は、多くのメーカーがタブレットPC参入に際し、まずグーグルのアンドロイドOSとARMアーキテクチャーのプロセッサを採用するとみられていた。しかし、低価格ノートPC(ネットブック)でリナックス版を最初に発売し、消費者の反応が良くなかった教訓から、今回のタブレットPCでは「ウインテル」製品で市場の反応を図る構えのようだ。