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TSMC、16億ドルの設備投資決定【表】


ニュース 電子 作成日:2010年5月12日_記事番号:T00022695

TSMC、16億ドルの設備投資決定【表】

 
 ファウンドリー世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は11日の董事会で、年内に着工予定の中部科学工業園区(中科)の12インチウエハー工場「Fab15」建設など生産能力拡大のための総額16億4,660万米ドルの設備投資を正式決定した。12日付経済日報などが報じた。
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 設備投資の内訳は、「Fab15」建設に2億1,000万米ドル、新竹科学工業園区(竹科)の「Fab12」および南部科学工業園区(南科)の「Fab14」での先進プロセスによる生産能力拡大に合計10億516万米ドル、8インチウエハーの生産能力拡充に3億8,500万ドル。

 TSMCは今年、設備投資に総額48億米ドルを予定しており、半導体業界ではサムスン電子、インテルに続く世界3位の規模となる。

 なお、TSMCは現在、生産ラインが満杯状態で、特に12インチウエハーによる先進プロセス製品で受注に対し30~40%の供給不足が発生している。証券会社は、今回の設備投資を通じた生産能力増強で、さらなる受注増が期待できるとみている。