ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

台湾製小型車の対中輸出枠、2万台に縮小か


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2010年5月13日_記事番号:T00022714

台湾製小型車の対中輸出枠、2万台に縮小か

 
 中台間の海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)をめぐる事務レベル交渉を控え、台湾の自動車業界は台湾製小型車の対中輸出枠を初年度に10万台に設定することを求めたが、中国側は同枠を2万台まで削減する意向を示しているもようだ。13日付工商時報が伝えた。

 これまでの交渉で、小型車をECFAのアーリーハーベスト(関税の早期引き下げ)の対象品目とすることや、双方の市場規模に考慮し、輸出枠に差を付けることなどで合意が成立している。台湾側は今回の事務レベル交渉で、輸出枠とその管理方式に関する正式提案を行う。

 台湾側は自動車輸入台数全体の25%に当たる1万台の中国車輸入を認める方針を示し、中国側には中国市場での自動車輸入台数(年40万台)に対し、同じ割合の10万台の輸入を認めるよう要求していた。

 しかし、業界筋によると、輸出枠に関しては、中国側が2万台しか認めないとの立場を堅持しており、交渉結果は台湾側の希望を大幅に下回る可能性が高まった。