ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

ファミリーマート、年内に上海で500店舗展開へ


ニュース 商業・サービス 作成日:2010年5月17日_記事番号:T00022772

ファミリーマート、年内に上海で500店舗展開へ

 
 日台合弁で取り組む中国でのコンビニエンスストア「ファミリーマート」展開について、50.5%を出資する頂新集団は、上海での店舗網を年内に66%成長(200店舗増)の500店舗までの拡大を目指す。中国市場での需要の強さを好感し10億台湾元(約29億円)を追加投資し、年初に予定していた年間100店舗増からペースを2倍に拡大する考えだ。15日付蘋果日報が伝えた。

 同社は店舗数の増加に合わせ5月初旬、上海・馬陸鎮に調理済み食品の製造・流通センターを完成させた。セントラルキッチン方式でサンドイッチやおにぎりなどを供給する。投資金額は40億元で、第3四半期中の供用開始を予定している。

 コンビニ業界関係者によると、上海万博の開幕で、市政府がインフラ整備の強化とともに、市民の利便性と対外イメージ向上のため交通の各要所へのコンビニ入居を積極的に促進しており、市場が拡大しているという。またファミマは万博会場にも7店舗を出店している。

 証券会によると、上海地区では統一超商(上海)が展開するセブン-イレブンの1店舗当たりの売り上げが他社の2倍近くと好調で、他社の脅威となっている。これに対しファミマは、セブン-イレブン店舗近隣で出店を加速し、これを取り囲む戦略を取る考えとみられる。