ニュース
社会
作成日:2010年5月20日_記事番号:T00022847
ハーフの子供欲しい、代理母出産が発覚
西洋人とのハーフの子供はかわいいという理由で、基隆市の実業家(50)と医師(47)が過去3年間にウズベキスタン人の女性を代理母として雇い、人工授精で4人の子供を産ませていた事実が明らかになり、19日までに書類送検された。
20日付蘋果日報によると、代理母を務めていたのはウズベキスタン人女性3人で、実業家の子供3人、医師の子供1人を出産していた。台湾では人工授精が夫婦間でのみ認められており、代理母出産は人工生殖法で禁止されている。
代理母出産の事実は、実業家がさらに別のウズベキスタン人女性に出産を依頼しようとした際、女性がエイズウイルスに感染していることが明らかとなり、それをきっかけに発覚した。
このうち、実業家の男は、4年前にウズベキスタンをビジネスで訪れた際、同国の女性(24)と結婚し、子供1人をもうけたが、妻はその後妊娠できなかったため、別のウズベキスタン人女性らを留学名目で代理母として呼び、月1,000米ドルの生活費と代理母報酬3万米ドルを支払い、子供を産ませていた。戸籍登録の際には、出生証明書類を偽造し、妻が出産したと虚偽の届け出を行っていた。
また、この実業家の知人の医師は、実業家の子供がかわいらしかったことから、いとこをウズベキスタン人女性と偽装結婚させ、女性をだまして人工授精を施し、出産させていた。