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国華人寿の増資問題、会社側が経営権を守る


ニュース 金融 作成日:2007年8月24日_記事番号:T00002289

国華人寿の増資問題、会社側が経営権を守る

 
 国華人寿の20億元(約70億円)増資案が引き起こした経営権争奪戦は、翁世佳執行董事をリーダーとする現経営陣が11億8,000万元の資金を捻出し、株式の5割以上の保有を維持して経営の主導権を守った。黄春発氏をリーダーとする美麗華集団の株式保有率は現状維持の2割近くにとどまった。増資後の資本金は31億1,000万元となり、再増資も計画している。

 国華人寿の夏銘賢董事長は、「現在経営状況は改善されており、中山北路の国華人寿ビル売却も進めている。現段階で直ちにリスクベース資本(RBC)を200%以上に回復することは難しいが、まず純資産を年末か来年明けにはプラスに持っていきたい。」と話す。

 国華人寿の昨年末時点の純資産額はマイナス102億5,000万元だったが、今年6月末には67億元余りまで回復している。24日付経済日報が報じた。