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ウォン安の台湾輸出への影響、53億ドル=台経院


ニュース 電子 作成日:2010年5月25日_記事番号:T00022951

ウォン安の台湾輸出への影響、53億ドル=台経院

 
 台湾経済研究院(台経院)が最近まとめた報告書によると、韓国は金融危機の際にウォン安を意図的に放置して台湾のDRAMや液晶パネル、および関連部品などの市場を奪い、2008年1月から昨年9月にかけて台湾が影響を受けた輸出額は計52億9,800万米ドルに上った。影響を受けた輸出額が全体に占める割合は08年は2.3%、09年1~9月は1.9%。25日付自由時報が報じた。

 韓国は同時期、ウォン安により米国および日本市場で全体の3分の2の産業が恩恵を受けた。特に米国市場では、電子産業製品の市場シェアの拡大幅が台湾を大きく上回った。

 なお台経院は、最近韓国の成長力が台湾を上回っている原因について、輸出戦略の違いを挙げている。分水嶺(れい)となったのは陳水扁前政権が大幅な対中開放に踏み切った2002年で、これ以降台湾産業界は中国を生産拠点として加工貿易の展開を推進した一方、韓国はブランドを強化して新興国市場を開拓する戦略を選び、それが現在の差につながったとした。ブランド力で韓国に劣るため、台湾が金融危機の際に同様に台湾元安政策を取っていたとしても、韓国ほどの効果は得られなかったことも指摘した。