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太陽電池のモーテック、「下半期も売り手市場継続」


ニュース その他製造 作成日:2010年5月26日_記事番号:T00022977

太陽電池のモーテック、「下半期も売り手市場継続」

 
 太陽電池大手の茂迪科技(モーテック・インダストリーズ)の左元淮董事長は25日、経済日報の取材に対し、太陽電池市場は今年下半期も「売り手市場」が続くとの見通しを示し、市場の供給過剰懸念を否定した。26日付同紙が伝えた。

 太陽電池市場では今年上半期、景気の回復およびドイツが下半期より太陽光発電への補助金削減を計画していることから、発注量が生産能力を50%上回るほどの活況となっている。しかし業界では、供給量を確保するために必要以上の発注を行う、いわゆるダブルブッキング現象が起きているのではないかとの懸念が出ており、モーテックの張秉衡総経理も4月、「太陽電池市場は下半期には供給過剰および価格下落に直面する恐れがあると指摘していた。

 左董事長は、「第2四半期の需要は旺盛で、第3四半期も予想を上回りそうだ」と語り、懸念が既に解消されたとの認識を示した。また欧州の財政問題については「客先の反応を見る限り、市場への影響は限定的」との見方で、「ユーロ安に対しモーテックは値上げで圧力を軽減したい」と述べた。