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中鋼7〜8月域内価格、6.8%引き上げ【表】


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2010年5月28日_記事番号:T00023033

中鋼7〜8月域内価格、6.8%引き上げ【表】

 
 中国鋼鉄(CSC)が27日発表した7~8月の台湾向けオファー価格は、鉄鉱石や石炭など原料の国際価格上昇を反映し、値上げ幅は1トン当たり平均6.8%、1,645台湾元(約4,680円)と市場予測を上回るものとなった。ただ熱延主要鋼材の値上げ幅は同平均1,062元で予想を下回った。28日付工商時報が伝えた。
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 鄒若斉総経理は「第3四半期の原料コストは70米ドル上昇する見込みで、これを完全に反映しきれていないが、国際市場の相場に見合うものだ」と説明した。また、川下メーカーの競争力も考慮した結果、上げ幅を抑え、コスト上昇分の一部を自社で吸収することを決めたとしている。

 証券会社予測は、中鋼は今回の値上げで第3四半期売上高が前期比7%成長するとみている。ただ、税引き前利益については上半期に300億元が見込まれるのに対し、下半期から高価格の原料が投入されるため、通年では450億元前後と予測している。